樹液に集まる昆虫たち
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毎年4月の半ばになると会うのを楽しみにしている花がある。
八ヶ岳南麓、川俣川の谷間に咲くクモイコザクラ(雲居小桜)は、サクラソウ科コイワザクラの一変種とされ、別名「キヨサトコザクラ」とも言われている。
八ヶ岳の沢筋に見られる花だが、実は清泉寮近くの岩陰でも花数は少ないが見ることが出来る。
急な斜面のトレールを下ると湿った岩壁に張り付く様に咲いているが、足元ばかり気にしていると見逃してしまうかも。
この写真の株は数少ない白花だが、一番多いのはピンク色、色の濃さのバリエーションは多様で、自分の好きな色の株を見つけるのも楽しい。
この時期、清里周辺もやっと新緑に包まれ野鳥の声も華やかな頃、ランチを持って渓谷に降りるのも楽しい。
(文・写真 渡辺秀正)