くらし

新鮮なハーブが主役

「北杜市産のハーブを通して、地域の魅力を伝えたい」——。下司鷹志さん(29)がこのほど、長坂町の日野春ハーブガーデンの敷地内で、摘みたてのフレッシュハーブが主役の料理やドリンクを提供するキッチンカー「日の」をオープンした。

下司さんは長坂町出身で、長野県内の料理専門学校を卒業した後、東京都や京都府の結婚式場や割烹店などで主に日本料理の修行を重ね、3年ほど前に帰郷。キッチンカーが手に入ったことをきっかけに、「家族が栽培しているハーブを使って何か出来ないか」と考え、同店のオープンを決めたという。

イタリアンパセリやセージ、フェンネル、オレガノなど、約10種類の旬なハーブをおいしく食べてもらおうと、2日間低温の油で火入れをし、骨まで柔らかくした市内産湧水マスのコンフィやマッシュポテト、バゲットを合わせた「マスのコンフィとハーブのランチプレート」をはじめ、「とりハムとフレッシュハーブサンドウィッチ」やスコーンを提供。

また、爽やかなミントが香る「モヒート」(ノンアルコールあり)は、3種類の有機ミントと自家製のミントシロップを使っており、ハーブティーやコーヒーなども楽しめる。

下司さんは、「癖が強いハーブもあるので、それぞれどんな食材、調理法が合うのか研究を重ね、市内産の食材を多く使いながらおいしいハーブ料理を提供していきたい」と話し、イベントなどにも出店していきたいとしている。

開店日は、金曜から日曜の午前10時から午後5時まで。詳しい情報は同キッチンカー「日の」のインスタグラムで発信している。