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光沢のある青紫色の羽が特徴で、「森の宝石」と呼ばれている国蝶オオムラサキの羽化が、北杜市オオムラサキセンター(長坂町)の生態観察施設「びばりうむ長坂」でピークを迎えている。
今年は、同センターのスタッフが6月14日に羽化を初めて確認。暖かい日が続いたこともあり、例年に比べて1週間ほど早かったという。
写真のオオムラサキは、6月19日の午前10時ころに羽化したオスで、サナギから出てきた成虫(写真1)は、サナギの殻に掴まって羽を伸ばし(写真2)、体液を出して体を軽くしたり、羽を広げるなどしてウォーミングアップ(写真3)。枝の上に移動して、羽化から約4時間後の午後1時40分ころに飛び立った(写真4)。
写真1
写真2
写真3
写真4
同センターによると、青紫色の羽を持つオスは、7月中旬まで見ることができ、茶紫色の羽のメスは、6月終わりから羽化が始まり、7月下旬まで見ることができる。施設内におけるサナギの個体数は例年に比べて少なく、今年の羽化は約1000匹ほどを見込んでいる。
7、8月は無休(7月1、8日は休館)で、開館は午前9時から午後6時まで。
問い合わせは☎32・6648まで。