穴山町でたなばた祭り、講演や紙芝居で権藤はなよ紹介
穴山町ふれあいホール運営協議会(守屋勝弥会長)は、7月7日の七夕を前にした5日、「穴山町たなばた祭り〜権藤はなよを偲んで〜」を穴山ふれあいホールで開き、権藤はなよに関する講演や紙芝居の披露などを行った。
このたなばた祭りは、唱歌「たなばたさま」の作詞者で穴山町出身の童謡詩人・権藤はなよの功績を後世に伝えることを目的に2012年から行われているもので、今回で10回目を迎えた。
当日は市立韮崎北東小学校の3年生や社会福祉法人信和会の障害者支援施設「穴山の里」の入所者など約70人が参加。権藤はなよの親族で穴山町在住の伊藤正大さん(78)を講師に迎えた。
講演では「たなばたさまと権藤はなよ」をテーマに、伊藤さんは、「たなばたさま」の歌詞について、「『空から見てる』という歌詞は、願いごとを書いたみなさんの努力する姿を星が見て、応援していることを表現しているのではないか」と紹介。
また、「権藤はなよは韮崎北東小になる前の穴山小学校の出身でみなさんの大先輩です。韮崎に偉大な人がいたことを誇りに思って、家の人たちに話してほしい」と語った。
続いて、権藤はなよの小説「笛吹川」が、大型紙芝居で披露されたほか、合唱では参加者全員で「たなばたさま」を歌った。
韮崎北東小3年の向山碧さんは、「穴山の風景を見ながら権藤はなよさんが『たなばたさま』の歌詞をつくったと思うと、うれしい気持ちになります。今日習ったことを家で話したい」と話した。
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