高校生がふるさと納税返礼品のパッケージをデザイン
県立韮崎高等学校美術部とイラスト部が韮崎市ふるさと納税の返礼品として提供している梨北農業協同組合(JA梨北)のシャインマスカットのパッケージをデザインし、9月上旬から活用されている。
この取り組みは、昨年度から市が市内の高校生と連携してふるさと納税の返礼品をPRする「韮崎市ふるさと納税×高校生連携企画」の一環として行われているもので、今回は韮崎高校写真部による返礼品の提供事業者の紹介に続く第6弾目。
パッケージは、1・2㌔の段ボールで茶色の下地に緑の単色のイラストや文字を印刷したもので、正面には市のイメージキャラクター「ニーラ」と富士山、ブドウのイラスト、側面には富士山とブドウを組み合わせたイラストと「NIRASAKI」の文字などを配置している。
同校美術部とイラスト部は、今年4月に市のデジタル戦略課を通してJA梨北の返礼品のパッケージデザインの協力を依頼され、合同で学年ごとにチームをつくり、箱の正面と側面のデザインを考案し、5月に行われた選考会でイラストの良い部分を組み合わせて完成させたという。
美術部の青山遥部長(3年)は、「自分たちがデザインした箱が全国に届くと思うとうれしい。韮崎市に興味を持つきっかけになってほしい」といい、イラスト部の庄下葵部長(3年)は、「(寄付者が)箱を開ける前にイラストを見て、ワクワクしてくれたらうれしいです」と笑顔で話した。
また、JA梨北直販課の斉藤健一農産物直売所統括責任者は、「高校生の考えたデザインの箱ができたことで返礼品としても付加価値が出る。依頼してよかった」と語った。
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