高校生がアイデア発表、10組に活動資金渡す
NPO法人河原部社では、高校生が考える夢を叶えるアイデアコンテスト「SPARK(スパーク)」を初めて企画し、8月10日に最終選考に残った13組のプレゼンテーションを青少年育成プラザ「ミアキス」で開き、10組を選んだ。
このアイデアコンテストは、「自分の可能性を広げる」や「今を楽しむ」、「あの人を喜ばせる」の3つをテーマにして、6月11日〜7月24日まで募集が行われていたもので、28の企画が集まった。選考の結果13作品が最終選考に残った。
当日は、1組5分〜8分の持ち時間でプレゼンが行われ、「アニメの原作になるような小説を出版したい」や「昇仙峡の『ほうとう祭り』を復活させたい」など、実現したいアイデアの内容や実施計画、意気込みなどを語った。
表彰式では、高校生の活動資金170万円を企業版ふるさと納税で寄付した株式会社ダイナムの千葉豪史ゾーンマネージャーが出席し、選考によって選ばれた10組にそれぞれ17万円の活動費を手渡した。
千葉ゾーンマネージャーは講評で「審査を通った人もそうでなかった人も、この貴重な機会を将来の目標や生活に役立ててほしい」と話した。
「文豪ゆかりの地を巡る旅をしたい」をテーマにプレゼンして、活動資金を手にした長坂綾さん(韮崎高校2年)は、「本が好きで、梶井基次郎や太宰治などに関わりのある土地に行き、多くの人に本の魅力を伝えられるようになりたい。この機会をつくってくれた人たちに感謝したい」と話した。
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