韮崎市制施行70周年祝う記念式典と市制祭開催
1954年10月10日に1町10村が合併して誕生した韮崎市の市制施行70年周年を祝う「記念式典」(市主催)が、10月12日に東京エレクトロン韮崎文化ホールで開かれ、記念事業の一環で本町通りと駅前中央通りで「韮崎市制祭」(武田の里まつり実行委員会主催)が開かれた。
当日は午前10時から式典が開かれ、来賓や区長などの関係者約430人が出席。式辞に立った内藤久夫市長は、「市民と行政が一体となって、まちづくりを進めていくことこそ『チーム韮崎』の理想的な姿。歴史を重んじながら未来を見据え、安心安全な韮崎市を築いていく」と語った。
続く、表彰状の授与では、産業や文化、福祉などの分野で功績を残した82の団体や個人に対して、有功表彰や功労表彰、善行表彰などを贈った。
一方、本町通りと駅前中央通りの一部を歩行者天国にして午前11時から開かれた市制祭は、韮崎市吹奏楽団による演奏会やサンバ隊のパレード、未就学児対象の綱引きなど、様々な催しが行われたほか、沿道には飲食や物販など約50のブースが並び、多くの人出でにぎわった。
また、8月7日のパリ五輪レスリング男子グレコローマンスタイル60㌔級決勝で金メダルを獲得した文田健一郎選手(市出身)の祝賀会も山梨中央銀行韮崎支店駐車場で開かれた。
約300人の来場者を前にあいさつに立った文田選手は、「東京五輪が終わった後、地元の皆さんが『次は金メダルだね』と背中を押してくれたことが励みになった」と感謝し、内藤市長などとくす玉を割って金メダル獲得を祝った。
清哲町から参加した藤原孝美さん(46)は、「市制祭が賑やかで驚いた。文田選手にも会うことができ、次の五輪でもメダルを目指してほしいと思った」と話した。
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