マリンバとシンセサイザーの共演
高根町の萌木の村オルゴール博物館「ホール・オブ・ホールズ」で、12月25日に「オルゴール博物館クリスマススペシャルコンサート」が開かれ、4人目のYMOといわれている松武秀樹氏(シンセサイザー)と山口美央子氏(キーボード)のユニット「Logic System」と大森たつし氏と神原瑶子氏のマリンバデュオユニット「Cheer’s」が共演した。
このコンサートは、毎年12月24日と25日に行われているクリスマス特別コンサートで、今回、松武氏を迎えることになったのは、今年2月に同ホール・オブ・ホールズを会場にして行われた「空間音響映像ライブ配信イベント」に大森氏と松武氏が参加したことが縁になって実現した。
松武氏は、1970年代〜80年代に一世を風靡したイエローマジックオーケストラ(以下:YMO)の第4番目のメンバーといわれ、アナログシンセサイザーMOOGⅢ-Cを操るプログラマー。
24日は、「Logic System」によるシンセサイザーの世界とゲストに福井真菜氏(ピアノ)を迎えたコンサートを行い、25日に「Cheer’s」と「Logic System」の共演が実現した。
当日は、マリンバデュオユニット「Cheer’s」のマリンバの演奏で幕が上がり、バッハの曲やエニグマ変奏曲、Wooden Musicを披露した。
続いてアナログシンセサイザーのプログラマー松武氏が登場し、シンセサイザー、マリンバ、キーボードの共演が行われた。
松武氏はYMOの活動の一端を紹介しながら坂本龍一氏の代表曲「戦場のメリークリスマス」を披露。続いて山口美央子作曲「クライシス」、YMOの名曲「東風」へと続き、来場者は音楽と映像の世界へと引き込まれ、大きな拍手に包まれた。