神社で奉納剣道大会
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「人との出会いと、学ぶ楽しさ」を目的にした「北杜ふれあい塾」(北杜市教育委員会の主催)の特別回公演が、3月15日に高根町の八ヶ岳やまびこホールで開かれた。
今回の特別回公演には、揚琴(ようきん)奏者の青野淳子さんを迎え、「揚琴コンサート〜春の訪れを揚琴の音色と共に〜」をタイトルに、世界を旅するように日本や中国、アメリカなどの代表曲を披露した。
このコンサートで使われた「揚琴」は、中国の民族楽器といわれ、9世紀頃にペルシャ(現在のイラン)でつくられたサントゥールという打楽器に由来するといわれている。共鳴する木製の箱の上に150本近い金属弦が張られ、先端にゴムのついた撥(ばち)で弦をたたいて音を出す打楽器で、ピアノの基になったともいわれている。
公演では、「蘇州夜曲」をはじめ、「水郷の春」、「コンドルは飛んでいく」、「春の歌メドレー」のほか、青野さんオリジナルの「Past imagination」などの曲を披露しながら、青野さんは「(揚琴を見るのは)ほとんどの人が始めてではないかな。日本でも中国でも知らない人が多い」と紹介する。
また、大学で中国文学を専攻して中国に短期留学した時に「揚琴」に出合い、学び始めたことや撥の先端にゴムを付けた場合と、付けない場合とでの音色の違いを紹介したり、来場者に「揚琴」を近くで見てもらおうとステージに招き、青野さんが揚琴を演奏する姿を一目見ようと、多くの来場者がステージに上った。