アズマイチゲ

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アズマイチゲ(キンポウゲ科)は、やや湿った半日陰の林などの脇で、早春に比較的大きな白い花を咲かせる。

周辺の植物たちがまだ葉を広げない3月末に目を覚まして、太陽の光を浴びて花を開き、ほかの植物が葉を広げる6月には、地上部が枯れて深い眠りに入る、典型的な「春の妖精植物」である。

この植物も、ご多分に漏れず、八ヶ岳周辺では次第に減りつつある。

数年前に近くの群生地にブルドーザーが入ることを知り、地権者の了解を得て、八ヶ岳自然クラブと八ヶ岳南麓原生花保存会の有志によって、生育に適している大深沢川遊歩道や泉ビオトープに移植した。引っ越し先で元気に育っている。

(文・写真 佐藤久江)

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