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長者ケ岳(1336メートル)

nagasaka
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精進湖トンネルを抜けて、三つ目のカーブに差しかかれば目の前に霊峰・富士山の雄大な姿が現れる。東海自然歩道に沿う国道一三九号線を本栖へ向かい、右手奥に竜ヶ岳、左手には、大室山を見て県境になる。

本栖高原から朝霧高原に入れば、田貫湖へ右折して行く。バンガローサイトに駐車し、田貫神社側に戻れば左側に尾根筋の登山口。炭焼き「長者ケ岳」と皇女「天子の岳」伝説の山頂まで、東海自然歩道となっている。

木立の中は広く三十分も歩けば、斜度は増すが、木立の影が冷風を招いてくれる。左手に天子ケ岳が見え始めれば少し、やせ尾根に成り、山頂も近い。

山頂標識に立てば、富士山の大沢崩れが正面に見える。西向きには、南アルプス・白峰三山が。

山頂周辺の樹木も年月を重ね成長して、展望が狭くなった。木漏れる光に照らされた「鵬(おおとり)の木」の大きな葉が揺れ、肩の力が自然に抜けて、ス~と、葉緑素やオゾンが体中に入り込む、心地よい汗を掻き、デトックス効果も上がり、仲間との会話も、山歩きも、心身共に良いと実感した一日だった。

(山岸冨美子)

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