韮崎エリア

児童が災害への知識学ぶ

 地域の子供たちに防災や減災への関心を高めてもらおうと、11月8日、龍岡町の坂の上区育成会(金井洋介会長)は、「防災・減災子どもフェスタ」を坂の上公民館で初めて開いた。児童や親子連れなどが参加し、減災ポスターづくりや起震車の乗車体験で災害への知識を学んだ。

当日は減災ポスターづくりが人気を集め、参加者は「ごっちょ(面倒)でも、防災の準備を」や「てんでに(各自で)守ろう自分の命」など、甲州弁を使った標語が記載された台紙にクレヨンなどを使って文字に色を付けたり、イラストを描いた。

また、東日本大震災と同じ震度7の揺れを再現した起震車の乗車体験では、固定されたテーブルにつかまり、激しい揺れに耐え、地震から身を守る方法を学んだほか、消防車両の展示や非常食の配布も行われた。

市立甘利小学校5年の清水優芽さんは、「震度7の揺れは本当に怖かった。家族と話し合って、集合場所を決めたり、防災に必要な物を準備しようと思った」と話した。

坂の上育成会によると、今回作成した減災ポスターは、来年1月に地区内約30箇所に掲示する予定だという。

 

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