韮崎エリア

桜植樹し、憩いの場整備へ

 下祖母石の住民でつくる「祖母石さくら並木公園と山林古道(賀満坂)復旧の会」(菊島志郎会長)では、3月10日、会員10人が参加して、桜(ソメイヨシノ)30本を市営祖母石団地の北西にある遊歩道沿いに植樹した。

この活動は、地域住民が桜を楽しむことのできる憩いの場をつくり、市内の新たな観光地を目指そうと同会が耕作放棄地約1万平方㍍を地権者6人から借りて整備しているもの。

復旧の会は、今年2月に発足し、計画では2023年までに遊歩道沿いに100本の桜を植樹することや、憩いの場の環境整備、また遊歩道北側から七里岩台上にある新府城跡までをつなぐ約200㍍の古道の修復にも取り組むという。

当日は、整備を進めている憩いの場の遊歩道約400㍍の周辺に9㍍間隔で穴を掘り、約1・5㍍に育った樹齢1年の苗木を植え、強風などで苗木が折れないよう添え木した。

菊島会長は、「この活動を通して、地域住民同士の交流が生まれる。耕作ができない場所を放置するのではなく、有効活用して地域を盛り上げていきたい」と話している。

◎60代になったら家族に残す言葉を考える。文章制作から撮影、製本まですべてお任せでできる。

自分史マガジン https://morinchu.jp