韮崎エリア

文田健一郎選手が凱旋、地元住民が銀メダル獲得を祝福

 東京オリンピックレスリング男子グレコローマンスタイル60㌔級で銀メダルを獲得した神山町出身の文田健一郎選手(25)を迎えた「文田健一郎選手を祝う会」(韮崎市主催)が、10月9日、東京エレクトロン韮崎文化ホールで開かれ、地元住民など約80人が快挙を祝福した。

参加者の大きな拍手で壇上に迎えられた文田選手は、「新型コロナが拡大する状況になってから、よりたくさんの人に支えられていると実感した」と感謝し、「次のパリオリンピックではメダルの色を金に変えて報告できたらと思う」と抱負を語った。

内藤久夫市長は、「韮崎市出身の初のメダリストとして、大きな喜びと勇気、感動、子供たちへの夢と希望を与えてくれた。市民を代表して心から感謝します」と述べ、「パリオリンピック出場の切符を手にしたら、家族が応援に行けるように」と期待を込めて「感動をありがとう!文田健一郎選手 パリオリンピック往復相当航空券のたしに」と記載した大型ボードを文田選手に手渡した。

また、文田選手の中学時代の恩師や後輩にあたる県立韮崎工業高等学校レスリング部の部員、市民などからのビデオメッセージの上映や銀メダル獲得を祝うくす玉割りも行われた。

閉会後、文田選手は、「応援してくれた地元の方に直接報告ができて良かった。韮崎はレスリングを始めた原点の場所なので、帰ってくると初心に戻り、自分と向き合える」といい、「パリオリンピックに向けて、11月から練習を再開し、ノンストップで頑張っていく」と話した。

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