韮崎エリア

韮崎市議会が市民向け議会報告会開く

 韮崎市議会議員(田原一孝議長ほか14人)は、議会活動の内容を市民に伝えるとともに、市民の声を市政に反映する「韮崎市議会報告会」を7月3日〜7日までの期間を利用して5会場で実施した。今回は、新型コロナの影響もあり、4年ぶりの開催となったが、延べ約200人の市民が足を運んだ。

 この議会報告会は、市全体に関連する「共通のテーマ」と、地域別に分けられる「地区テーマ」について、課題や市民からの要望内容、審議の結果などについて説明するもので、清哲会館や穴山ふれあいホール、大草ふれあいホールなど、市内5会場において、各関係地域の市議が代表して報告した。

 今回の議会報告は、昨年9月〜今年3月までの出来事を中心に共通のテーマでは、市議会の各常任委員会に付託された道の駅にらさき条例や韮崎市消防団条例の一部改正など、34件を可決したことを報告。

 また、今年5月に甘利山グローンロッジ近くにオープンした「雲の上のキャンプ場」の視察を行ったことや韮崎市地域おこし協力隊やすみれ韮崎保育園の職員と意見交換したことなどを紹介した。

 続く「地区テーマ」では、韮崎地区の天神町内の側溝のふたの老朽化について、「地区からの原材料支給申請で対応することを検討している」ことや、穂坂地区工業用地造成事業の進捗では、「第1工区、第2工区に分けて工事を着手し、現在、第1工区の早期完成に向けて造成工事を進めている」こと、甘利地区の通学路の安全対策の推進は「今夏に羽根公民館前に横断歩道を新規設置する」などと報告した。

 各会場での意見交換会では、「電柵の外側に生息する鳥獣害対策」や「外国人向けの自治会講習会の開催」などの要望が伝えられた。

 議会報告会後、田原議長は、「4年ぶりに市民との対面で議会の取り組みについて報告できた。各会場であげられた意見も市民の声として、市に届けていく」と話した。

 

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