くらし

ライトアップで清里の夜を紹介

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冬の清里の集客拡大を目指そうと、財団法人キープ協会では、ウインタープロジェクトを立ち上げ、宿泊客や観光客、地元の人にも楽しんでもらうプログラムの検討を行っている。その第一弾として、清泉寮前牧草地の並木をライトアップする事業が、十二月五日から始まった。

このライトアップは、クリスマスに向けた企画で、夕方から夜にかけてモミの木やシラカバの並木をライトアップするもので、清里の景色を楽しんでもらおうと、五十個のライトを設置して、約二百メートルにわたって並木を照らし、真っ暗な牧草地に並木が浮き上がっている。

このプロジェクトを進めているスタッフの和田敏彦さんは、「韮崎の夜景を背景にして、ライトアップすることにした。清里の夜は何もないという話しを聞くので、話題作りになればと思うし、雪が降ればもっと違う景色が楽しめると思う。今後は毎年の行事として、伝統にしていきたい」と意気込みを語った。

ライトアップは、自然環境と星空に配慮し、長時間の照明は行わず、午後五時半〜七時と七時半〜二十時半までの二時間半としている。また、牧草地前のジャージーハットの営業時間も延長し、屋外にある足湯場の開放とホットミルクなどの飲み物も提供することにしている。

ウインタープロジェクトでは、凧揚げやソリゲレンデの整備、冬の酪農体験などの計画を予定している。

点灯期間は一月三日までで、火曜日と雨天のライトアップは休み。問い合わせは電話48-2114まで。