できごと

吉村氏迎え、東日本大震災の救援活動語る

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石巻市周辺で災害復旧活動を続けている「石巻ボランティア支援ベース『絆』」の吉村誠司代表を迎え、十二月十六日、萌木の村オルゴール博物館で「東日本大震災の現場と救援活動の報告」が行われた。

吉村代表は、東日本大震災直後に宮城県気仙沼に到着。阪神淡路大震災の教訓から、初動救援活動に参加。ビルの屋上からの救援の声やヘリコプターの音、消火活動ができないほどのガレキの山という惨状を目の当たりにし、「スイッチを切っていないと、気が狂ってしまうのではないかと思う場面もあった」と救援活動を振り返る。

人的被害が大きかった石巻に移動し、ボランティア拠点を構えてからの活動を紹介。「石巻市の人は、津波が来ると思っていなかったので被害が大きかった」と重機を使った救援活動と、追い討ちとなった台風十五号、母子難民の現状などを語った。