くらし

津金学校に響く根津ピアノの音色

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昭和八年、須玉町の旧津金尋常高等小学校(現津金学校)に寄贈された「根津ピアノ」が修復され、三月末に完成。四月十九日に開かれた「桜まつりコンサート」で、根津ピアノの音色が披露された。

修復された根津ピアノは、津金学校で来場者に自由に触れてもらおうと、正面玄関前に展示していたもの。今回、アクションと鍵盤を修復したことで、演奏会に活用できるようになった。

コンサートは、ピアノの修復を記念して企画されたもので、西尾富美代さん(ソプラノ)、米沢俊彦さん(テノール)、森田基子さん(ピアノ)を迎え、桜にちなんだ曲やアメイジンググレイス、ウエストサイド物語など、昭和の音色が明治建築の校舎に響き、訪れた約六十人が耳を傾けた。

津金学校では、二階への移動は急な階段があることから、使い勝手が高い一階の多目的室に根津ピアノを置き、定期的に演奏会などを開くことにしている。問い合わせは☎20・7100まで。