くらし

若手写真家に、永久保存証書を授与

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高根町清里の清里フォトアートミュージアム(細江英公館長)で、五月二十三日、「『2014年度ヤング・ポートフォリオ』展の公開レセプションが開かれ、永久保存版として購入した作家二十人が参加した。

今回は、開館二十周年記念として、写真を通して社会貢献活動を続けている楊哲一さん(台湾在住)のプロジェクト「童話」を評価し、顕彰した。

楊さんは、子供たちにカメラを贈る活動を約六年続け、千人近い子供に写真体験の指導を行っているもので、「ヤング・ポートフォリオが私の人生を変えた。受賞者の力を借りたいので協力して下さい」とあいさつした。

続く作品の永久保存証書授与式には、購入作家三十六人中、二十人(海外から七人)が出席。国彩色豊かな雰囲気で始まった授与式では、作家自らが作品を紹介する機会が与えられ、また、選考委員による講評も行われ、和やかな雰囲気で進められた。

参加作家は、「うれしかった」や「私にとって励ましになった」と話し、講評では「今後、一層の活躍に期待します」とエールを送る場面もあり、会場から温かい拍手が上がった。

清里フォトアートミュージアムでは、三十五歳以下の若手写真家の優れた作品を永久保存版として購入・収蔵する活動を続け、二十年間で世界七十四カ国から約十万点の作品応募がある。

同館では、七月一日から開館二十周年記念展として、アンドレ・ケルテス、デイビッド・シーモア、ロバート・キャパなど六人の収蔵作家の作品百六十一点を初公開し、「報道写真の原点」を紹介することにしている。問い合わせは☎48・5599まで。