韮崎エリア

手製のリンクが完成、穂坂小の児童たちが初滑り

 


市立穂坂小学校(土屋裕校長・67人)の体育館北側にある手づくりのスケートリンクが完成し、2月10日、滑走を待ちわびていた児童たちが頬を赤く染めながら初滑りを行った。

スケートリンクは、1995年に整備したもので、コンクリート造りの面積約120平方㍍。標高596㍍に位置する穂坂小の寒気の厳しさを利用して毎年1月中旬〜3月上旬までの期間、体育の授業の一環で利用している。

今年は昨年12月〜1月までの気温が高かったため、例年と比べて1カ月ほどリンクづくりが遅れていたが、2月に入り、朝の気温が氷点下3度を下回る日が続いたことから、厚さ約5㌢の氷が張り、10日に完成した。

当日は、初滑り体験の特別授業が1校時から行われ、1年生〜6年生までが学年ごとヘルメットとスケートシューズを着用し、歓声を上げながら氷の感触を確かめた。

赤沼佑樹さん(5年)は、「1年生から穂坂小でスケートを滑っているけれど、毎年最初は氷の上に立つのが怖い。少し滑って、慣れてくると楽しいので、また授業で滑りたい」と声を弾ませた。

伏見麻央体育主任は、「今年は朝と昼の気温の差が大きく、リンクづくりが難しかった。例年に比べて初滑りが遅くなったので、子供たちも楽しかったと思う」と話した。