韮崎エリア

韮崎小で山梨学院高サッカー部が特別授業

 今年1月11日に「第99回全国高等学校サッカー選手権」で日本一に輝いた私立山梨学院高等学校サッカー部の横森巧総監督や部員3人を講師に迎えた講演会とサッカー教室が、3月22日、市立韮崎小学校4、5年生計107人を対象に開かれた。

この講演会とサッカー教室は、児童に夢に向かってチャレンジする気持ちを学んでもらおうと、韮崎市教育委員会が韮崎市出身の横森総監督に打診して実現したもので、同選手権の優勝メンバーで県内出身者の一瀬大寿選手と中根悠衣選手、豊角航平選手が韮崎小を訪問した。

当日は「夢に向かって〜山梨学院高校サッカー部のチャレンジ〜」をテーマに横森総監督が講演し、「サッカーはボール1つと仲間がいてできるスポーツ。互いに助け合うことで辛い練習を乗り越え、プレーする楽しさを知ることができる」と語った。

また、「山梨学院サッカー部は一流の選手を集めたチームではなく、一丸でチャレンジし続け、一生懸命にプレーする選手を集めたチーム」といい、「個人練習や仲間との練習に真剣に取り組む日々の積み重ねが、結果として技術や組織力の向上につながる」と、努力の大切さを伝えた。

校庭で行われたサッカー教室は、5年生48人が4チームに分かれて、各チームに1人ずつ選手や横森総監督が加わり、5分間のミニゲームを実施。児童たちは、選手たちからボールを奪おうと真剣な表情でプレーしていた。

本田煌貴さん(5年)は、「中根選手や一瀬選手とプレーして、ボールタッチやパスの精度の高さに驚いた。プレーを見習って毎日練習して、自分も優秀なサッカー選手になりたい」と笑顔で話した。

一瀬選手は、「子供たちにサッカーの技術だけでなく、スポーツの楽しさを伝えることができたと思う。純粋な気持ちでプレーする姿に自分も元気をもらった」と語った。

横森総監督は、「(講演やサッカー教室で)韮崎に育ててもらった恩返しができたと思う。スポーツを通して人として何が大事か、心持ち方の大切さが子供たちに伝わっていたらうれしい」と話した。

 

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