韮崎エリア

大村博士が韮崎西中と韮崎東中に絵画寄贈

 韮崎市の将来を担う中学生を応援しようと、韮崎大村美術館の館長を務める大村智博士は、9月5日、自身が所蔵している洋画家・桜井孝美さん(富士吉田市在住)の絵画作品を韮崎市立韮崎西中学校と同韮崎東中学校にそれぞれ1点寄贈した。

 この寄贈は、今年10月に韮崎大村美術館が開館15周年を迎えることから、記念事業の一環として企画したもので、大村博士の母校の韮崎西中学校で開かれた寄贈式は、生徒用玄関近くにある大階段の踊り場で行われた。

 あいさつに立った大村博士は、「自然と芸術は一体となって人間を洗練に導く。自然が多い韮崎で育った多くの子供たちが作品を見て、芸術に親しみ、勉学に励んでもらいたい」とエールを送り、寄贈した油絵「郁郁(いくいく)たれ!」(縦横115㌢)について、「富士山の上空に若い風神と雷神がかわいらしく描かれている。桜井氏らしい味のある作品」と紹介した。

 続いて、武持貴英校長は、「生徒が明日も勇気を持って頑張ろうという気持ちにさせる心に残る作品。寄贈をありがとうございます」と感謝した。

 また、生徒会会長の奈良歩乃佳さん(3年)は、「作品を通して、感性や想像力が育まれると思う。古里を大切してくださる大村先生から絵をいただいたことを励みに、日々の生活や勉強を頑張り、目標に向かって精一杯努力していきます」と話した。

 韮崎東中学校には油絵「薬師瑠璃光如来・無量」(縦横115㌢)が寄贈され、生徒用玄関のエントランスホールに展示された。

 

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