韮崎市民合唱団（林紘子団長）による「お花見コンサート」が、４月９日、韮崎中央公園野外ステージで初めて開かれ、14人の団員が「花」や「おぼろ月夜」、「さくら」などを披露し、約90人の来場者から大きな拍手が贈られた。
同合唱団は、新型コロナウイルスの影響で２０２０年３月から練習や定期演奏会を休止していたが、21年４月から毎週土曜日に同野外ステージで練習を再開。22年４月に発表の機会を設けようと林団長が「お花見コンサート」を提案し、団員たちはこの目標に向かって練習してきた。
当日は、唱歌や童謡など９曲を歌い、来場者は目を閉じて歌を聴いたり、体を左右に揺らしてリズムをとるなど、思い思いにコンサートを楽しむ姿が見られ、大盛況のうちに幕を下ろした。
神山町から来場した石原聡子さん（76）は、「鳥のさえずりや木々が揺れる音も含めて、自然の中できれいな歌声を聴くことができた。自分もコーラスに参加したい気持ちになった」と話した。
閉会後、林団長は、「初めての野外コンサートで天候の不安もあったが、多くの人に来ていただき終えることができた。また秋頃に同じ会場でコンサートを開きたい」と語った。
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