韮崎エリア

穴山町の大賀ハスが見頃

 穴山町の民有地「大賀ハス園」内にある池で育っている古代ハスの「大賀ハス」の花が見頃を迎え、一般開放されている。大賀ハスの可れんな姿を一目見ようと多くの見物客が訪れている。

 この大賀ハスは、1951年に千葉県千葉市の落合遺跡で発掘された約2000年前のハスの種を植物学者の大賀一郎博士が発芽させたもので、穴山町出身の医師で故島津寿秀氏が特別に譲り受けた株を同ハス園で大切に育て、現在も地域の有志による保全活動が続けられ、約500株に増えた大賀ハスが観光名所になっている。

 7月15日は、見頃を迎えた大賀ハスを見ようと、家族連れやアマチュアカメラマンなどが訪れ、ハス池の周りを散策しながら薄紅色の大輪を写真に収めていた。 南アルプス市から訪れたという深沢拓也さん(41)は、「一輪一輪が力強く咲いていて素晴らしいです。線路が近いので電車と一緒にハスを撮ってみたい」と話した。

 大賀ハス園の管理を行っている市民団体「穴山町『ふるさとの風土を次世代に』推進委員会」(清水俊弘会長)の河西久美理事によると、今年は昨年より1週間ほど早い6月下旬に開花が始まり、7月末まで楽しめるという。

 

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