くらし

動物たちの生き様伝えるー薮内正幸美術館

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動物画家・薮内正幸さんの作品を収蔵している白州町の薮内正幸美術館(薮内竜太館長)で、11月30日まで、企画展「動物たちのせかい」を開催している。

今回は、「弱肉強食」、「食べる」、「争い」、「つがい」、「親子の姿」という5つのシーン別に作品を展示しており、「弱肉強食」では、動物が捕食する場面を描いた作品が並ぶ。捕まえる側も捕まえられる側も命懸けでせめぎ合う場面が生き生きと描かれた作品には、野生動物たちが生き抜くための厳しい世界を伝えている。

「食べる」では、動物たちが虫や木の実などの餌を食べている姿を描いた作品を集め、「争い」では、同種同士が争う迫力あるシーンを再現。信頼関係を築いたもの同士が見つめ合う様子を表した「つがい」と、親子が寄り添う姿を描写した「親子の姿」では、動物たちのほほ笑ましい一面を描いている。

また、今回は絵本「かりにでかけたキツネのこ」の原画が並べられ、その下絵ノートや制作風景を捉えた貴重な写真が資料として展示されている。

薮内館長は、「一周することで、動物たちの生き様がわかるような展示になっています。今回は、薮内にしては珍しいカマキリやクモなどの虫の作品も初公開しており、動物たち本来の姿を見て、身近な生き物に興味を持ってもらえたら」と話している。

一方、「八ヶ岳アートフェスティバル2010」の一環として、11月7日には、消しゴムハンコ作り体験を実施する。午前10時〜12時に随時受け付け。

問い合わせは電話35-0088まで。