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清里で「ペザントアート」作品展開催

nagasaka
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木彫工芸の愛好家が集まり、木彫り作品の制作に励んでいる「木彫り・青い鳥の会」では、高根町の県立八ヶ岳自然ふれあいセンターで、作品展「古くて新しいPEASANT ART(ペザントアート)の世界」を開いている。

ペザントアートとは「ヨーロッパの農民芸術」を意味しており、木製の家具や小物に独特の彫刻を施し、その彫刻が際立つように「泥んこ塗り」という独自の技法で色を塗って、落ち着いた風合いの作品に仕上げたもの。

同会では、大泉町で「山本木彫り工芸」を主宰する山本俊男さんを講師に迎えて作品づくりを行っており、生徒たちがこの3年間で制作した作品を集めて、初めて作品展を開いた。

今回は、17人の生徒によるイスやトレー、カットボード、写真立てなどの作品を展示。千葉県在住の伊佐育子さんは、「参加し始めて1年経っていませんが、こうして作品に仕上がって日常で使えるところが良い。使っていくうちに味わいが出てきて、長く使い続けられる」と、話している。

山本さんの妻の千賀子さんは、「ペザントアートは、実用的なものと美術的なものが一体となり、日常に潤いや文化をもたらしてくれる生活用具。使い込むほどにその良さを実感できます」といい、「ここで展示会ができて光栄。毎年作品展を開いていきたい」と話している。

展示は今月11日まで。問い合わせは電話38-2480まで。

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