くらし

クレープで楽しむそばの豊かな香り

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小淵沢町の「手打ち蕎麦切萬吉」の後を継ぎ、今年7月にオープンした「café du soba(カフェ デュ ソバ)」は、埼玉で草木染め講師として活躍する七字良枝さんと会社を経営する田村則子さんの二人が営む。

萬吉で使用していた北海道帯広産のそば粉を引き継ぎ、毎朝その日に打つ分だけを石臼で挽いて使っている。また、中澤農園の無農薬・無化学肥料の新鮮な野菜を使い「季節の野菜のガレット」(800円)を提供している。

ガレットは、厚めに焼き上げたクレープ生地のふわっとやさしい食感と、口に入れた瞬間に広がるそばの豊かな香りが魅力。そば粉を100%使用しており、ズッキーニやパプリカなど、夏野菜のラタトゥーユは味付けが控えめなので、そばの香ばしさが存分に楽しめる。

地元の人たちに楽しんでもらいたいと、夏の間は音楽イベントや草木染め講座などを開催してきた。今月の連休には「café du soba市」と題し、アンティークの家具や雑貨、野菜の直売などを行う予定で、「ここに関わる人みんなが楽しめる場所になれば」と話している。

【問】36-5897

【営】11:00〜15:00

土・日・祝日のみ営業