くらし

甲州弁の魅力を紹介

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甲州弁の魅力を語り合い、郷土愛を再確認しようというイベント「よっちゃばって、くっちゃべって、たのしむじゃん」が、十一月十五日に甲府市中央の桜座で開かれた。

「県民の日」記念行事の一環として今年初めて行われた催しで、社団法人やまなし観光推進機構の主催。

当日は、司会進行から甲州弁が多用され、山梨ことばの会代表の小林是綱さんが、国中での「ズラ」、郡内での「ベー」といった地域による甲州弁の違いや、語源について語った。

昔話や英文を短い甲州弁で言い切るトークショーと続き、一般募集で選ばれた県民が、甲州弁にまつわる温かい思い出や恥ずかしい思い出を披露すると、客席の参加者達も甲州弁を飛び交わせて反応。

また、大泉町の金田一春彦ことばの学校(新藤恵実行委員長)が、過去十年間に募った方言川柳の中から、甲州弁の魅力を活かした作品十数点が紹介された。

最後に、九人の若者による甲州弁ラップグループ「スティルイチミヤ」のライブと語りで盛り上がり、県外からの参加者は、「心が温かくなりました」と話していた。