できごと

処分場の遮水シート破れ、現地説明会

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山梨県環境整備センターでは、一月二十九日の夕方に遮水シートを破損する事故が発生したことを受け、二月三日、市や地域住民を交えた現地説明会を実施した。

今回の事故は、アスベストの廃棄物埋め立てのマニュアルに沿って、埋め立てに必要な穴の掘削を行っている最中に発生したもので、廃棄物からの浸出水による汚水を防ぐため、三重構造になっている遮水構造のうち、一層目を五十センチ程度破ってしまったという。

同センターでは、下層シートへの安全を確認し、三日、市関係者や地元住民への説明を行い修復作業に着手する予定だったが、「下層シートへの漏水はない」とする説明に対し、破けたシート内に水が溜まっていたことから、水が湧き出る理由や遮水シートの安全確認、水質の調査依頼など、厳しい意見が出された。

同センターでは、意見を踏まえ「検討して、安全性を理解していただいてから修繕の工事を進めたい」と話した。