くらし

地域通貨「アクア」、市内参加店を募集

nagasaka

 地域活性化の一つの方法として、社団法人韮崎青年会議所(島村茂幸理事長・以下:韮崎JC)では、今年九月一日から「地域通貨『アクア』」の運用を計画を進しており、今月十五日まで参加店を募集している。目標店数は百店。

この「アクア」は、五百円に五%のプレミアを付けて、五百二十五円分の利用ができる地域通貨で、平成二十三年二月末までの半年間運用する。また、利用できるエリアは、韮崎市と北杜市の二市で、参加協力店は両市に本籍か、本社があるものに限られている。

地域通貨は商店街や地域コミュニティの促進を図るため、全国での運用例も多く、韮崎JCでは、地域コミュニティの強化と経済的な効果という両面を視野にした運用を図り、将来的には、通年での運営を図りたい意向でいる。

アクアの特徴としては、市内で活動するNPO法人の「有償ボランティア」に参加することで、「アクア」が支払われる仕組みを強化することにしており、現在、北杜市バイオディーゼル燃料を考える会をはじめ、森造、にらさき味噌汁学校などの環境活動グループと、韮崎JCが計画する清掃活動などで「アクア」を発行し、地域内での使用を促進する。

また、今回募集している協力店間の取引で、相互に利用することによる地元商店街の相互連携の強化や、市外に逃げてしまう消費者をエリア内に留める方法としての効果が期待されており、アクア参加百店の目標達成が大きなカギとなりそうだ。

同実行委員会の北原対馬さんは、「(アクアを手にして)券があるから地元の商店で使ってもらうことで地域の発展に繋がると思う」と期待しており、六月から各地で計画されている有償ボランティア活動の支払いに「アクア」を発行し、市民への周知を進めることにしている。

アクア加盟店の参加希望者は、電話080-1277-4980(北原)まで。

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