くらし

オオムラサキの羽化、人気集める

0703.gif

国蝶オオムラサキの羽化を観察してもらおうと、七月三日から、毎週土日に開館時間を一時間早めた運営がスタートした。

三日の初日には、午前八時の開館に合わせ約三十人が入館。オオムラサキの観察施設「びばりうむ」には、入館者が間もなく羽化しそうなサナギを囲み、同センター職員の説明に耳を傾けた。

午前九時十五分頃から羽化が始まると、「ウォー」という声が入館者から上がり、カメラのシャッター音が響いた。「もう少しで頭部が見えてきます」というセンター職員の説明に、羽化を始めたオオムラサキに視線が集中。羽化する瞬間を見逃さないようゆっくりとサナギから出てくるオオムラサキを見守った。

東京都江戸川区から家族で訪れた佐々木久治(50)は、「昨年は、羽化は見ることはできなかった。今回、ズバリ羽化を見ることができて、感動しましたし、おめでとうという感じです」と笑みをこぼした。

同オオムラサキセンターの開館時間を早めた営業は、七月末までの土日に行い、さらに、七・八月は無休にして、多くの人にオオムラサキを観賞してもらうことにしている。

問い合わせは電話32-6648まで。