できごと

「能」の楽しさを伝える公演開催

0828.gif

古典芸能の「能」を分かりやすく紹介しようと、八月二十七日、大泉町の八ヶ岳能舞台で解説付公演「のうのう能in八ヶ岳」がはじめて開かれ、約八十人が能の楽しみ方を学んだ。

当日は「巴(ともえ)」の上演を前に、シテ方観世流の観世喜正氏による能についての紹介が行われた。

観世氏は、「能は能面を生かす演技です」と語り、千三百年といわれている能の歴史や、すり足について、能面を付けた時の動作についてのほか、この日演じる「巴」に登場する巴御前と時代背景、舞台上のシーンで、背景にどんなイメージがあるのかなど、場面設定を細かく説明した。

また、「謡の体験」では、用意された資料に掲載された一節を観客と共に声に出し、能の雰囲気を楽しんだ。

このほか、能で使う豪華な衣装の紹介や着付けなども披露され、「巴」の上演が行われた。

この公演は、来年八月下旬にも予定しており、問い合せは電話03-3266-1020(のうのう事務局)まで。