できごと

9月4日「ことばの学校」開校

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「言葉」の大切さを紹介する「第十一回 金田一春彦ことばの学校」(金田一真澄校長)が、九月四日に、須玉ふれあい館を会場にして開校する。今回は「ことばの音色を楽しみませんか」をテーマに、四校時までのプログラムが用意されている。

まず、一校時は「方言川柳表彰式」で、題は「手紙」。応募総数は、大人七百九十二句、子供五百二十六句の計千三百十八句に上り、審査の結果、金田一春彦賞の子供の部に、「手紙よみ 『ほうけほうけ』と 声が出る」(仁科里夏・韮崎西中二)、大人の部は「セピア色 せえせえ待った ラブレター」(武井きみ子・山梨市)の二作品が選ばれたほか、山梨県知事賞や、北杜市長賞などの入賞作品十八句が発表される。

二校時では、「キャン・ユー・スピーク甲州弁?」著者の五緒川津平太(ごっちょがわつっぺえた)さんを迎え、「がんばれ!みんなの甲州弁」を演題にした講演が行われる。

三校時では、金田一春彦氏が生前に音楽家を目指していた時期があり、シューベルトの「鱒」や「アヴェ・マリア」など金田一氏が訳した曲の中から全六曲を披露するほか、金田一氏の娘で同校副校長の田中美奈子さんが、音楽家を目指す父の姿を語る予定。

最終の四校時では、毎回巧みな話術で会場を沸かせる金田一秀穂氏が登場し、講演を行うほか、質問コーナーも設けられる。

ことばの学校の受講は無料だが、予約が必要。問い合わせは電話38-1211まで。