くらし

伝統芸能を継承。明野町の神楽を披露

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神楽の奉納を次世代に繋げていこうと、今年の春に発足した「明野町民俗芸能保存会」(清水坦会長)による「第一回伝統芸能研修会『明野のお神楽』」が、十月二十四日に、明野町総合会館で開催された。

清水会長は「昔から地域に根付いた伝統行事が、時代と共に一つひとつ減ってきた。今日まで続いてきた(神楽を)絶やさずに後代に引き継いでもらいたい」とあいさつした。

研修会では、浅尾、白山神社、三嶋神社、浅尾新田、伊勢神明社、宇波刀神社の各保存会などが参加し、「斎場清めの舞」から「乙の舞」まで、全十一の神楽を披露した。

この研修会は、過去、明野町内の十一の神社で神楽の奉納があったといわれ、現在では、後継者不足などの理由により、六つの保存会がその伝統を守るのみに減少していることから、後継者の発掘や育成を目指すことを目的に実施された。