できごと

須玉で市政報告会を開催

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1月21日、須玉ふれあい館で、北杜市定例市政報告会が開催され、約230人が参加した。

当日は、白倉政司市長が、昨年10月、東京エレクトロンAT株式会社と北杜市、念場ヶ原山恩賜林保護財産区管理会との間で森林整備の協定を締結し、高根町清里に3.1ヘクタールの「東京エレクトロンの森」を整備すること、武川総合支所庁舎は、今年の秋頃を目処に、防災無線工事の完成に合わせて、武川保健センターに移転すること、医療給付費の急激な増加に対応するため、国保運営協議会が国保税率の見直しを行っており、来年度から新たな税率による運営を検討していることなどを報告し、「恩賜林御下賜100周年を記念し、今年の春、山梨の木であるカエデを配布し、各家庭で記念植樹をしてもらいたい」と語った。

質疑応答では、「母子愛育会は全町にあるわけではないので、北杜市になったからには、全町に母子愛育会があったほうがよいのでは」という質問に対し、白倉市長は「各町で立ち上げるのか、北杜市で一つにまとめていくのか、これから検討していきたい」と答えた。

続いて、高根町在住で日本放送協会(NHK)の元会長である橋本元一さんが、「北杜市への思い」と題し、講演を行った。

橋本さんは、冒頭で「北杜市は雄大な眺望をはじめ、スポーツ、星空、温泉、名所旧跡、美術館も豊富で、とても恵まれた環境です。魅力あふれる町だと思い、平成21年に移住してきた」と語り、安定した地域社会をつくるため、北杜市の地理と自然を生かした産業基盤固めとして、農業の継続確保や水資源の管理など、着実な備えと改善が必要なこと、地域活性化のために、「自助・互助・共助・公助」の「四助」パワーを活用していくことの大切さを語った。

そして、「住みやすさと利便性を追求し、交通や医療などの面で、高齢化や少子化、孤立化という課題に対処していくため、『人に優しい北杜市』を目指し、生活環境を点検しましょう」、「市民一人ひとりがふるさとの『絆』を大切に、同じ目的意識を持って、継続できるペースでできることをやっていくことで、地域が活性化していく。私はここに移り住み、北杜市を誇りに思っています」と締めくくった。