くらし

武川直売所が、伊予市と連携

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武川町の国道二十号線沿いにある「武川町農産物直売センター」(加藤賢社長)で、愛媛県伊予市の特産品コーナーが設けられ、人気を集めている。

地元農産物以外の商品を扱うことになったのは、単体の地域だけでの消費から、もっと遠い地域との交流と消費を図る「遠隔自治体連携」に着目したのがきっかけ。

市では、遠隔自治体連携を取り入れようと、連携を希望する伊予市と話し合い、まずは「物」の交流として、試験的に同直売センターが、昨年十一月から伊予市のコーナーを設けている。

当初は、ミカンのみを扱っていたが、価格的に高くても、現地の生産者からの直接仕入れということと、自信を持った味に消費者の人気が重なり、当初予定していた仕入れを大幅に上回った。

また、加藤社長が伊予市に行き、現地の生産者と交流したことで、ミカンなどの柑橘系果物が、一年を通して収穫できることや、カチリという煮干しの生産が、船から直接工場に運ばれ、一貫管理の元に生産されていることなどを知り、その味も消費者ニーズに応えられる内容だったという。

直売センターでは、現在、高級ミカンの「せとか」と、上灘漁協が生産する二種類の煮干しが並び、そのパッケージには「当直売所の社長が、伊予市に行って、生産者から直接仕入れてきました」と自信を持ったコピーが張られている。

加藤社長は、「伊予市に行ってみたら素晴らしいものがいっぱいあったし、行ったことで、いろんなことが学べた」と話し、「発注をかけたのですが、ムロアジの天日干しの削り節を勧めたいと思う」と、三月上旬までに伊予市のコーナーを充実させる計画を立てている。

問い合わせは電話26-3074まで。