「清里日報」で、清里の良さをHPで内外に発信
東京の百貨店に勤め、接客業に携わる一方で、週一回は清里を訪れており、「自分の大好きな場所を知ってもらいたい」という思いから、平成10年、インターネットのホームページを制作した。
「東京で働いている人たちは、疲れていて、余裕のない人が多い。自分も山の生活に憧れ、この自然に癒されたくて通っている。清里に来ると、花や鳥、虫の名前など、いろいろなことを知りたいと思う。知的好奇心をくすぐられる場所です」と話す。
ホームページでは、管理人「ぱや」として、清里周辺のレストランやショップ、観光施設を紹介しているほか、「ぱや的清里の歴史」、「清里から見える山の名前」、「ヤマネについて」などの項目を用いて、清里をあらゆる角度から紹介。
「デスクトップ清里化計画」では、清里の施設や動物などをモチーフにしたアイコンや写真の壁紙、スクリーンセーバーなどをダウンロードできるようにしている。
「管理人のひとりごと」というタイトルの日記(ブログ)は、平成12年から書き続けている。清里周辺で撮影した写真や独自の目線による意見、提案などを紹介する。
「八ヶ岳や南アルプスは、子供の頃から見ているのに、今でも感動する。それは、どんな写真でも言葉でも伝わらない。清里に来ないと見られない景色、味わえない感動を知ってもらいたいと思うから、まずは清里に足を運んでもらえるように情報発信したい」と、笑顔で語る林さん。
ブログでは、繰り返し「清里の空気は安心するし、癒されるし、ホッとするし、気持ちいい…みんな清里に来ればいいのに」とつづる傍ら、観光地としての取り組みを提案したり、インターネットの質問サイトを利用する清里旅行者に観光スポットを紹介し、清里に関する質問にも積極的に答えている。
「この清里の自然は宝物。自信をもって、大切に守っていかなければならない。そして、道に迷った時に助け合うなど、ここを訪れる人たちに良い思い出をつくってもらえるような親切な街づくりをして、清里らしい観光地になってほしい。今後、自分が百貨店で学んだことを活かしながら、大好きな清里を良くしていくために、関わっていけたら」と、今後もホームページとブログ、ツイッターで情報発信を続けることにしている。
「清里日報」HPアドレスは、http://www.geocities.jp/leafcoco884/。