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須玉町下津金の北杜市須玉歴史資料館は、明治八年に完成した旧津金学校を活用しているもので、藤村式と呼ばれる特徴のある擬洋風学校建築。建物を一目見ようと、毎年多くの観光客が訪れる。
この旧津金学校が、創建百三十五周年を迎えることから十月二十三日に、「津金学校創建百三十五周年記念」事業が開催される。
当日は、午前十一時から、特別記念式典が行われ、明治時代の始業時間を告げる和太鼓の復活や福まきとして、二階テラスから祝い餅まきを実施する。
また、午後一時半からは記念講演として、山梨の洋風建築著者の植松光宏さんを迎え、「津金と藤村式建築」を演題に講演する。
さらに、同歴史資料館の指定管理者のNPO法人文化資源活用協会が進めている古民家再生事業「なかや」を活用し、「歌と語りと映像で伝える『おばぁちゃんの手紙』」が午後六時から開かれる。
この企画は、津金学校創建百三十五周年記念授業「いのちと平和」として行われるもので、歌と語りに山本晴美さん、写真と映像に松村誠さんを迎える。入場料は千円、高校生以下無料。
一方、今回の記念事業に合わせ、特別企画展「明治の洋風学校ー藤村式建築ー」が行われる。藤村式といわれる建築資料を中心に展示することにしている。
問い合わせは電話20-7100まで。