くらし

市内産ワインが、コンクールで「銀」

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国産ワインコンクール2011の審査結果が八月二日に発表され、市内産ワインとして、銀賞に欧州系品種の白部門(エントリー数百五十三)に「グレイス シャルドネ2009」(中央葡萄酒株式会社・ミサワワイナリー)、国内改良等品種の赤部門(エントリー数九十九)で「北杜ルージュ・ベリーA無濾過」(江井ヶ嶋酒造株式会社山梨ワイナリー)がそれぞれ選ばれた。

ミサワワイナリーの「グレイス シャルドネ」は、明野町のブドウ畑で収穫したシャルドネ品種を醸造したワイン七五%と勝沼ブドウ二五%でつくられており、内容量は七五〇㍉㍑(三千九百九十円)。

ミサワワイナリーによると、平成二十一年(2009年)は、八月、九月の雨が非常に少なかった年で、「果実味は華やかさがあって、木樽との相性も良かった。酸味はトゲがなく、ピュアな果実味を残しながら、お食事を引立てるワインです」と話している。

また、平成十四年から明野町でブドウの栽培を始め、七目になり、「ようやく大人の木になりかけてきた。明野町の気候風土があっているので、さらに期待できる」という。

江井ヶ嶋酒造の「北杜ルージュ・ベリーA」は、小淵沢町の有限会社久保酒店との共同企画。地元で生産しているベリーA品種を一〇〇%使っており、内容量は七二〇㍉㍑(千六百八十円)で、手ごろな値段に設定している。

江井ヶ嶋酒造では、「とても濃く、ベリーA特有の渋味が少なく、果実味がしっかりしているので、和食にも合い、料理が合わせやすい」という。

また、久保酒店の久保公博社長は「地元の素材を活かそうと『北杜の恵み』シリーズとして販売している。目が届く商品で、値段だけでなく、味の確認もできる。初めてのお客様でも受け入れやすい商品になっている」と話している。

問い合わせは☎25-4485(ミサワワイナリー)、☎36-2034(久保酒店)で、それぞれ取扱っている。