くらし

12月定例市議会「会派代表質問」

十二月二十日に開会した北杜市定例市議会で、各会派の代表質問が行われた。今議会には五会派全てが通告し、市政全般について質問した。

◆各会派の主な代表質問

▼「デマンドバスの運行改善改善について」市民フォーラム(小林忠雄市議)

「地域公共交通活性化協議会が事業主体となって、実証運行を行い、来年度本格運用を計画していたが、経費負担や諸課題の解決などに時間を要する」とし、「今後の実証運行の中で、利便性の向上と持続可能な財政負担の両立について、検討したい」

▼「災害時ホームページ代理掲載について」公明党(小尾直知市議)

「市内に甚大な被害が発生し、インターネット回線が被害を受けた場合、他の自治体のホームページに『北杜市の災害情報コーナー』を設けてもらい、被災状況などの情報を発信するもので、災害協定を締結している姉妹都市、友好都市を対象に、災害連携協定の締結の範囲内で実施可能な方法を協議したい」

▼「暮らし・農業・地域を破壊するTPP参加に反対することについて」共産党(中村隆一市議)

「TPP参加による農業などの影響額の試算については、国、県においても影響予測などを行っているので、市独自の試算は行わない」とし、「農業以外の様々な分野についても影響が及ぶものと考える。三月議会において、全員一致で議決された意見書を尊重している」

▼「観光協会の一本化と自主運営に向けて」北杜クラブ(利根川昇市議)

「リトリートの杜は、自然や農業など本市の豊富な観光資源を有機的に組み合せ、長期滞在型の観光地づくりに結びつける役割で、市の観光協会は各観光エリアの個性を生かしながら、魅力ある観光地作りに取り組んでいる」とし、「将来的には、観光客のニーズの多様化にきめ細かく対応していくためにも、効率的な組織運営が望ましい」

▼「平成二十四年度予算編成について」明政クラブ(相吉正一市議)

「予算編成方針を作成し、今年度に引き続き公共事業費や経常経費等のマイナスシーリングを設定した。事業の選択と集中を図り、長坂統合小学校の建設などの大型プロジェクトや福祉関係経費等の義務的経費の増加に備えることによって、北杜市総合計画の着実な推進を図りたい」