宇宙から帰った神代桜の種が、発芽2年で開花!

国際宇宙ステーションの実験モジュール「きぼう」から若田光一宇宙飛行士と共に地球に帰ってきた武川町山高の神代桜の種百十八粒の中から発芽した、わずか二本の苗のうち、一本が発芽二年目で、直径二センチほどの淡いピンク色の花を咲かせ、「こんなに早く花を咲かせるなんて」と苗を育てている武川町在住の三枝基治さん(62)を驚かせている。

開花を確認したのは、十五日の午前八時半頃で、外出先から帰ってきた三枝さんは、「帰ってきたら花が咲いていてビックリした。自分でも目を疑いました」と話す。

この桜の種は、平成二十年六月に、「花伝説・宙(そら)へ」と題したプロジェクトの一環として実施されたもので、当時、市立武川小学校六年生によって国の天然記念物に指定されている武川町実相寺境内の神代桜の種が集められた。

集められた種の中から厳選された種百三十六粒は、子供たちの希望を乗せて、同年十月に、宇宙空間の国際宇宙ステーション「きぼう」に旅立ち、翌年七月に無事に地球に帰還。一部が研究期間などで保管されている。

翌八月には、種取り作業に参加した児童で、市立武川中学の生徒に成長した子供たちの手によって百十八粒がポットに植えられたもので、当時の開花の説明では「順調に育てば、八年後に花を咲かせるだろう」といわれていた。

神代桜はエドヒガンザクラで、発芽してから花が咲くまでに七、八年が必要といわれ、「こんなに早く咲いたのは始めてです」と三枝さん、同時に成長しているもう一本の苗は、「特に変わった変化はありません」と話し、一・六メートルほどの高さに成長し、開花を確認した桜について、関係機関や生徒たちにも報告を行う予定でいる。