できごと

若手写真家の作品を収蔵するヤング・ポートフォリオ

三十五歳までの若手写真家の作品を永久コレクションとして購入する活動を続けている高根町の「清里フォトアートミュージアム」(細江英公館長)で、第十七回目の「ヤング・ポートフォリオ展」が開かれている。六月二十四日まで。

今回の展示は、昨年四月〜五月にかけて募集したもので、世界三十一カ国から三百十人が応募し、総作品数は七千五百八十九枚に上った。

細江館長をはじめとする三人の選考委員によって、百七十八枚を収蔵することになり、今回、購入作品を紹介している。

四月十八日には、東京ビジュアルアーツの学生が同館を訪れ、細江館長は、現在開かれているヤング・ポートフォリオについて紹介し、「若くなければ撮れない作品、今でなくては撮れないものがある。ヤング・ポートフォリオに収蔵され、五十年、六十年先に若い時の写真をみると、初々しく思えると思います。是非、ヤング・ポートフォリオに応募して下さい」と呼び掛けた。

ヤング・ポートフォリオでは、収蔵を始めた平成七年から現在まで、国内外の若手写真家六百六十七人から四千八百三十二枚を購入し、若手写真家の育成を支援している。

問い合わせは☎48・5599まで。