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「福島原発告訴団・甲信越」事務局が活動開始

昨年三月十一日、東日本地域を襲った大震災時に、福島県の東京電力福島第一原子力発電所が事故を起こし、多くの国民が被害を受けたが、その原発事故の責任を質す「福島原発告訴団・甲信越」(久松重光代表)の事務局が発足し、九月九日、高根町の農村環境改善センターで記者会見を行った。

当日は、「4月3日のひろば」による「原発反対」を呼び掛けるパレードが、長坂インター周辺から高根町の農村環境改善センターまで行われた。

パレード終了後に開かれた会見には、福島原発告訴団の武藤類子団長を迎え、告訴団を設立することになった経緯や今後の活動などについて説明した。

同告訴団は、今年六月十一日に千三百二十四人の告訴人で福島原発事故の責任者三十三人を相手に刑事告発しており、福島地検は八月一日にこの告訴を受理している。

今回、山梨、長野、新潟の甲信越ブロックが設立されたのは、日本全国に十ブロックの事務局を設置して全国展開する第二次告訴活動に呼応したもので、十一月十五日までに全国から一万人規模の告訴人を集め、提出する計画でいる。