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戦国時代、武田氏が国境の街道に設けたといわれる「小淵沢口留番所(関所)跡」を保存して伝えていこうと、九月二十三日に、「小淵沢関所跡記念碑」完成式典が行われた。
記念碑は、JR小淵沢駅近くの尾根共同精米所の跡地で、約百三十平方㍍の敷地を舗装して記念碑と道標、石灯籠を並べて整備し、駐車スペースも確保している。
記念碑は、尾根共有財産管理組合が尾根ふるさと研究会の協力を得て組織した「『小淵沢関所跡』記念碑建立特別委員会」(小尾甲一委員長)が建立した。
小淵沢口留番所は、武田氏が諏訪方面からの動きを監視するために「下の棒道」に設置したといわれ、江戸時代には「入鉄砲出女」という江戸に入ってくる鉄砲の取り締まりと、大名家族の女性が江戸から外に出ることを取り締まる関所になった。