できごと

清泉寮で国際シンポジウム開催

ポール・ラッシュ博士が高根町清里に清泉寮を開設して七十五周年を迎えることから、六月三十日、記念事業の一環として「国際シンポジウム記念講演会」が清泉寮新館ホールで開催された。

基調講演で、コロンビア大学のジェラルド・カーティス教授は、「世界の課題と国際情勢」をテーマに語り、日本とアメリカの関係、国際協力における日本の立場を語った。

また、「世界の環境問題」をテーマにして語った日本環境教育フォーラムの岡島成行理事長は、「三十年間の間に環境問題は複雑怪奇なものになった」と話し、人類のこれからが問われているとし、「日本が大きな役割を果たすべきだ」と述べた。

続くパネルディスカッションでは、NHK解説委員の道傳愛子氏も加わって行われ、国際協力や安全保障制度、日本の情報発信についてなどカーティス氏は、今回七十五年を迎えたキープ教会が、百年後に向けて、これからの二十五年間どういう戦略で、どういう方法で、いろんな貢献ができるのかを考え、将来に向かってもらえるとうれしい」と話した。

一方、八月十日には記念講演会が予定されている。講師は北里大学栄誉教授で、韮崎大村美術館館長の大村智氏を迎える。演題は「私の研究と社会活動」。

入場は無料だが、申し込みが必要。午後三時開会。問い合せは☎48・2626まで。