くらし

豆苗45000パックを無料配布

首都圏や関西方面に向けた「豆苗(とうみょう)」を生産している明野町の株式会社村上農園山梨北杜生産センター(加茂慎太郎センター長)では、雪害により出荷が難しくなった豆苗約四万五千パックを有効活用してもらおうと、市の協力を得て無料配布した。

同生産センターによると十四日から降り始めた雪の影響で高速道路は通行止めになり、同センター周辺でも一四〇㌢の積雪を記録。道路も通行が困難になり、除雪作業で十八日まで費やしたことから、出荷が停滞した。

加茂センター長は、今回の雪の影響で流通が停滞し、市内のスーパーやコンビニなどで品薄状態になっていることや、青物野菜が不足していることを知り、出荷が遅れた四万五千パックを有効に活用してもらおうと、北杜市役所に相談。市内の福祉施設や介護施設、市立病院などに無料で配布することを決め、十八日から配布した。