くらし

高校生が税務署職員から租税を学ぶ

長坂町の北杜市立甲陵高等学校は7月24日と25日、夏季講習の一環で、甲府税務署職員を迎えた「租税教室」を開催し、2〜3年生の約10人が参加した。

この教室は、税への理解を深め、将来、社会の構成員として国の財政を担う意識を高めてもらおうと企画したもので、講師には、甲府税務署税務広報広聴官の夏坂昭博さんを迎えた。

夏坂さんは、過去の大学入試センター試験の問題を使って、「日本の税制と財政の課題」をテーマに解説。国や山梨県の平成29年度一般会計当初予算のデータや平成31年から消費税が増税されることなど、実社会の流れに触れながら、財政の仕組みや歴史などを紹介した。

また、ドーナツを購入した際に発生する税の仕組みを、消費者、小売業者、税務署に分かれて実演するなど、身近な例を出しながら、生徒たちの理解を深めた。