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柳沢氏発祥の地として、徳川五代将軍の徳川綱吉に仕えた柳沢吉保公の業績と歴史を伝える活動を続けている「柳沢史跡保存会」(功刀孝夫会長)では、三月四日、奈良県大和郡山市の公益財団法人郡山城史跡・柳沢文庫保存会(柳沢もと子理事長)を訪れ、武川町の神代桜の種から育てた苗木二本を寄贈した。
当日は、柳沢文庫で贈呈式と植樹祭が行われた。また、柳沢文庫で行われている「柳沢家歴代の当主達〜柳沢信俊を中心に〜」の常設展で、「楽只堂年録(らくしどうねんろく)」の一部が紹介され、同保存会で調査を進めている「餓鬼のノド」についての記述も残されていることから、調査研究を進める機運が高まっている。
同史跡保存会では、今年、柳沢吉保公没三百回忌の年にあたることから、十一月に記念事業を計画。今回は、その一環として、柳沢家の資料を保管し、公開している柳沢文庫との交流を図るため、神代桜の苗木を届けた。