くらし

小池さんデビュー10周年迎え、エピソード紹介

koike

長坂町の清春旅と空想の美術館で毎年新作を発表しているグラフィックアートデザイナーの小池愛さんの作品展示が十周年を迎え、現在開かれている記念展示に合わせて、六月十四日、小池さんを迎えたスライドトークショーが開かれた。

今回の展示は、「いにしえ日本・故郷への旅」展で、日本の風景にスポットを当てている。

スライドトークショーでは、同美術館でこれまで行ってきた十年間の作品と思い出の場所の写真、その地を訪れた時のエピソードなどが語られた。

また、「旅を続ける」理由が聞かれ「本当に興味があって、見たこともない風景や出来事を体感することが一番で、(作品づくりは)その時の情景を表現したいというのが強く、共感し合う喜びが好きです」と小池さんは話し、来年の作品は、北杜市を中心に描く計画でいると語った。

小池さんは、平成十八年に「ティキ&パフィ カナダ旅」でデビュー。毎年テーマを決めて、ドイツやスイス、ポルトガル、オランダなどを旅し、その地で感じた歴史や文化、風景を体感して、キャラクターのティキとパフィと共に感じた世界を表現している。

一方、十周年を記念して募集が行われていた「ぬりえコンテスト」の入賞者も発表された。応募総数は五十五点の中から、優秀賞に甲斐市在住の中沢美佳子さん(45)の作品が選ばれた。中沢さんは「愛さんのファンで、ぬりえコンテストに応募した。丁寧に書いたのが良かった」と喜びを語った。

問い合わせは☎32・8188まで。