できごと

「御柱祭」本番秒読み。各部会の練習に熱。

今年は7年目に一度の「御柱祭」が、5月4日に須玉町若神子で開催される。御柱祭の開催に向け、舞踊部会や長持部会、木遣(きやり)唄部会の練習が、3月後半から始まっている。本番まで秒読み段階に入り、各部会の練習に熱が入っている。

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須玉町若神子の「御柱祭」は、同町の諏訪神社(岩下康二宮司)の神事として、大正15年から始まったもので、今回で15回目の開催となる。

3月23日には、市立須玉小学校体育館で舞踊部会の練習が始まり、矢崎元子部会長は「須玉音頭」、「甲州よっちゃばれ踊り」、「花笠音頭」、「祝い酒」の4曲を披露すると発表。約100人の女性参加者は、路上で踊ることを想定し、横3列に整列して各演目の振り付けを学んだ。

矢崎部会長は「細かい振り付けの間違いをしっかりと修正して本番を目指す」と話した。

長持部会(壷屋寿夫部会長)は、3月26日から長持の製作と担ぎ方の練習を開始した。

約90人の男性が参加する長持隊は、若神子上の一、上の三、下宿地区が各1基、若神子上の二、中町、さつき団地の合同で1基、祭友会が1基の計5基の長持を準備する。

また、須玉ふれあい館の駐車場で、担ぎ手の足の運びや御幣(おんべ)の使い方、長持唄などの練習をスタートしている。

木遣唄部会(内田博夫部会長)は、御柱祭の里曳(さとび)きの応援や御柱を諏訪神社の境内に建てる神事「建御柱」で歌う木遣唄「御柱(みはしら)」の練習を3月19日から始めている。

4月2日には、若神子中央公民館で、各地区から10人が練習に参加。輪になって1人1句ずつ順番に木遣唄の練習を行った。

5月4日の「御柱祭」は、午前8時に御柱を安置している若神子上の三地区で神事を行い、続いて、稚児行列、里曳き、長持、舞踊の順で若神子地域を練り歩き、須玉総合支所前駐車場では、太鼓の演奏や祭友会ジュニアバンド、よさこいソーランなどが予定され「御柱祭」のムードを盛り上げる。また、御柱祭限定の日本酒の販売の計画も進んでいるという。